【知っておくべき!】グラフィックデザインの基礎知識-印刷!

グラフィックデザインの基礎知識をまとめた記事のトップ画像 デザインの勉強方法
ナカジ

この記事では、グラフィックデザインの基礎知識についてまとめています。

  • グラフィックデザイナーを目指してる!
  • デザインの実践で役立つ知識を学びたい!
  • デザイン4原則以外に学んでおくべきことは?

そんな方に、グラフィックデザインの印刷についての基礎知識を解説していきます。

グラフィックデザインで学ぶべきこと

グラフィックデザインの勉強には、色、フォント、デッサンなど学ぶべきことが多くあります。

この記事ではグラフィックデザインに必要な印刷の基礎知識について解説していきます。

グラフィックデザインを勉強したいけど何から始めたらいいか分からない。

そんな人はデザインを独学する方法の記事も参考にどうぞ→【プロのデザイナーが教える!】デザインの独学『自力でプロになる方法』

グラフィックデザイン-印刷の基礎知識

まずは印刷物の種類に関して解説していきます。

印刷物には大きく分けて2種類「1枚もの」と「ページもの」があります。

1枚ものとは?

1枚の印刷物で出来上がるもののことを1枚ものと言います。

例えば、名刺、ハガキ、フライヤー、ポスターなどです。

名刺は1枚ものと認識しやすいですが、封筒も実は1枚ものの印刷物になります。

展開図を見てみると分かりやすいです↓

封筒の展開図
引用:ラクスル
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1枚ものは、「ペラもの」と呼ばれることもあります。

実際私がいたデザイン事務所では、ペラものと呼ばれていました。

ページものとは?

ページものは書籍やパンフレットなど複数の紙を綴じたもののことをいいます。

グラフィックデザインの雑誌を開いている画像
引用:Pexelsのcottonbroによる写真

その他の印刷物

他にも印刷物はたくさんあります。

私は広告系のグラフィックデザインを担当していたので、印刷物を多く手がけてきました。

商品を陳列する什器、立体のPOPなど数多くあります。

店頭では立体物の方が目をひくので、平面だけでなく立体を作る知識もグライックデザイナーには必要なのです。

デザインから印刷までの流れ

ここからはグラフィックデザイナーの仕事の流れについて解説していきます。

グラフィックデザイナーの仕事の流れは大きく4つです。

打ち合わせ→デザイン制作→デザインチェック→データ入稿

打ち合わせ(オリエンテーション)

デザインは打ち合わせからスタートします。

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クライアントの要望やスケジュール、予算などをヒアリングします。

この時にクライアントから色々聞き出すことで、後のデザイン作業がラクになります。

プロジェクトの規模が大きい案件は、オリエンテーションがあることが多いです。

オリエンの場合はクライアントの方から、プロジェクトの目標や改善したい点などを説明してくれます。

コンペに参加するデザイナーやディレクターはオリエンの内容をもとにデザインのアイデアを考えラフスケッチを制作します。

グラフィックデザイナーの打ち合わせの画像
引用:Pexelsのfauxelsによる写真

デザイン制作

デザインは、いきなりパソコンではじめるのではなく、順を追って制作していきます。

  1. ヒアリングで聞き取りした内容をまとめる
  2. アイデアを考える
  3. ラフスケッチを描く
  4. パソコン上でデザインを制作していく

上記が基本的な流れですが、アイデアの考え方やラフの作り方はデザイナーによって変わります。

デザインのラフスケッチ画像
引用:Pexelsのpicjumbo.comによる写真

ラフの段階でデザインの方向性をある程度決めておくと、デザインに取り掛かるときにラクになります。

アイデアの考え方やラフの作り方は本で勉強しておくといいでしょう→【2022年最新版!】デザインの勉強におすすめの本!初心者が読むべき参考書は?

デザインチェック(プレゼン)

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デザイン完成後は、クライアントのチェックが入ります。

クライアントから修正の希望があれば修正対応します。

コンペの場合は基本的にはプレゼンでデザインを発表します。

もしプレゼンの場がない仕事でもクライアントにはデザインの意図をしっかり説明した方がいいでしょう。

説明することでデザインの良さに気づいてくれることもあるからです。

デザイナーのプレゼン画像
引用:Pexelsの祝 鹤槐による写真

デザインデータの入稿

最終的にクライアントからOKが出れば、印刷用の入稿データを作成していきます。

入稿データを作る際には、ミスがないかのチェックも同時に行います。

入稿データをチェックしているデザイナーの画像
引用:Pexelsのolia danilevichによる写真
ナカジ

紙媒体はWEBと違って印刷すれば修正ができません。

この作業がデザイナーがもっとも神経を使う作業です。

ミスした場合、賠償責任問題に発展する可能性があるからです。

入稿データが完成して、印刷会社にデータを送ればデザイナーの仕事は終了です。

入稿データの作り方が知りたい方は別記事にまとめているので参考にどうぞ→【Illustratorでポスターを作るには!?】デザイナーがチラシ・ポスターの作り方を解説!

グラフィックデザインの基礎知識まとめ

この記事ではグラフィックデザイナーが知っておくべき基礎知識について解説しました。

デザイン〜印刷までの工程のことをプリプレス工程といいますが、学校では教えてくれません。

デザイナーの本質はデザインの質を磨くことなので、プリプレス工程のような学べばすぐに理解できることは教えないのでしょう。

ただ覚えておくと仕事に役立つので、ぜひ覚えておいてください。

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