この記事は未経験でこれからデザイナーの面接を受ける人が面接に受かるためのコツについて、デザイン事務所で面接にきた人を数多くみてきた経験を踏まえて解説していきます。
- 作品って何を持っていけばいいか分からない
- 服装はどうすればいいの?
- どういうアピールをすれば合格するの?
上記のようなことを質問する方が多いですが、直前で作品のことを考えても遅いですし、小手先のテクニックではデザイナーの面接に受かることは難しいです。
先に言っておきますが、明日面接で絶対に受かる方法なんて存在しません。
面接に受かる人はそれなりに対策をとって面接にのぞんでいます。
だからこの記事では、どうやって面接で合格する可能性をあげるのかについて説明していきます。
目次
未経験でもデザイナーの面接に受かるコツ
結論からいうと未経験がデザイナーの面接に受かるには、
- ポートフォリオのクオリティを高める
- コネや繋がりを作ったり情報を集める
- 企業を紹介してもらう
大まかにこの3つです。
「面接での服装は?」とか「アピールポイントはどうすれば・・・」といった質問を受けますが、デザイナーの面接ではあまり大きな要素ではありませんし、服装が私服で減点になることなんかありません。
そもそもポートフォリオがしっかり作れていない人は面接に進むこともできません。
「ポートフォリオってなんですか?」
たまに面接を希望する方でポートフォリオのことを知らない人がいます。ポートフォリオとは「作品集+自己PR」と思っていただければ良いと思います。
上記は実際に企業に合格した学生のポートフォリオでキャラクターデザイナーのポートフォリオです。
よく求人要項で「作品を持ってきてください」とあるのはこのポートフォリオのことです。
「なんだ作品集ね。」と思う方もいるかもしれませんが、
デザイナーの面接の5割はポートフォリオだと思ってください。
学生の中には4年間かけてポートフォリオを作る人もいます。
普通の人でも数ヶ月をかけて作るのです。
何も知らない未経験の人が1週間くらいでポートフォリオを作って企業に提出しても受からないのは当然です。
通常未経験でデザイナーの面接を受ける人はポートフォリオを先生や企業の人事担当に事前に確認してもらいダメなところを直して面接にのぞみます。
そうやってクオリティを高めて合格するのが一般的な流れなんですが、独学で未経験の人はそういったことを知らない人が多いです。
学校に行っている人は学校の先生が教えてくれますが、その機会がない人は自分で調べるしかありません。
情報を集めない人は面接に合格できません。
面接に合格したいなら合格するための情報をしっかり集めてから面接にのぞんでください。
今から面接する側から見た、面接に合格する人を解説していきます。
未経験でデザイナーの面接に受かる人
では合格する未経験者はどんな人だと思いますか?
- 美大生
- ポートフォリオがきっちり作れている
- コミュニケーションも問題なく取れる
こんな感じの人は一目で優秀だと分かるので、合格しやすいです。
ちなみにデザイナーでコミュニケーションが苦手って人は僕のまわりでは少ない印象です。
日本のトップデザイナーの原 研哉さんも
デザイナーは営業力が1番大事
だと著書でおっしゃっていたくらいです。
デザインするだけがデザイナーの仕事ではないですからね。
オリエンでクライアントの意図を読み取って、デザインに落とし込み、プレゼンで発表する。
デザイナーはコミュニケーションが重要な職業です。
そもそもデザイン自体が人に伝えるためのコミュニケーションの手段なんで当然なんですけどね。
未経験の独学の人がデザイナーの面接で落とされやすい理由
あなたが面接官の立場で考えれば、未経験者の独学がいかに面接で落とされやすいかが分かると思います。
下記の3人が面接に来ました。どの人を合格にしますか?
- 経験のあるデザイナー
- 未経験だけど美大生
- 未経験で独学
普通に考えて⑴ですよね。経験があるなら即戦力になってくれる可能性もあるし、教えることも少なくて済みます。
次に⑵でしょう。美大を出ているなら基礎は出来ている可能性が高いです。
そして⑶の場合ですが
未経験の独学は少し心配になりませんか?
ちゃんと仕事できるのかな?と考えると思います。
そこを払拭するためにポートフォリオがあるのですが、いかんせん経験者や美大生のポートフォリオのレベルは高いのでポートフォリオでも見劣りする可能性が高いです。
面接は総合的なので、ポートフォリオのクオリティがかなり高かったり、面白い実績を持っていたら順序が入れ替わる可能性がありますが、あまり変わらないなら面接官はこの順番で採用するのが一般的です。
さらに厳密にいうと専門学校生やスクール生なども独学の上に入ります。
もう分かると思いますが
未経験で独学の人は面接に受かりにくいのです。
ではどうすればいいのでしょうか?これから具体的な解決策について話していきます。
未経験がデザイナーの面接に受かるための具体的な方法
無料でアドバイスをもらえるサイトに登録する
はじめに説明しましたが、受かる人は先生や企業の人事担当者にアドバイスを貰ったり、ポートフォリオの添削をしてもらってクオリティをあげています。
「未経験で独学の場合はそんな機会ないだろう」と考えるかもしれませんが、実はその機会はあるのに情報が回ってこないから知らないだけです。
まずは無料でアドバイスをもらえる
デザイナー専門の求人サイトに登録するのがおすすめです。
デザイナー専門の求人サイトのマイナビクリエイター・マイナビスタッフでは、クリエイター専門のコーディネーターがデザイナーの就職に関して無料でアドバイスをくれます。
さらに求人サイトでは無料でポートフォリオの添削をしてくれるので、必ず利用しましょう。
マイナビクリエイター
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マイナビスタッフ
イベントに参加して情報を集める
先ほど紹介したクリエイター専門の求人サイトでは
無料で企業のイベントに参加することが出来ます。
イベントでは人事担当者に直接会う機会やコネを作るチャンスがあります。
例えばゲーム会社のCAPCOMは優秀な学生を獲得するために、しょっちゅうイベントを開催しています。
そこで積極的に動ければ、未経験でもチャンスをものにできる可能性があります。
企業は積極的な人材を欲しています。自分が入社したい企業がイベントをしているなら絶対に参加するべきです。
イベントに参加してチャンスを探しましょう。
運がよければイベント会場であった人事担当者に面接で会うことができ、さらにポイントが上がります。
そういった泥臭いことも合格する可能性をあげる材料になります。
イベントに参加するにはマイナビクリエイターの会員登録が必要ですが、会員登録・利用料は無料なのでおすすめです。
イベントはマイナビクリエイターのサイト上部の「イベント情報」から確認できるので確認してみてください。
実際のイベントはこんな感じです⬇︎
ちなみにクリエイター向けの求人サイトはサービスによって強みが違います。
マイナビクリエイターならWEB・ゲーム系に強い
マイナビスタッフは、未経験者でも応募できる
上記のように求人サイトによって強みが違うので自分の目標にあった求人サイトを探すのがおすすめです。
求人サイトは併用OKなので片っ端から登録していくのも良いのですが、数を絞らないと大変なので、2〜3個に絞るのが良いでしょう。
おすすめの求人サイトは別記事でまとめているので、よければどうぞ⬇︎
デザインスクールに通う
今まで紹介した方法でも合格する自信がなかったりポートフォリオがうまく作れない場合は、スクールに通うのがおすすめです。
デザインスクールに関しては無知な人が多いですが、デザインスクールには就職保証や就職サポートがついているスクールが多いです。
おすすめのデザインスクールは、インターネット・アカデミーですが、色々なデザインスクールを見て自分に合ったものを選ぶのが1番かと思います。
インターネット・アカデミー
おすすめのデザインスクールは別記事にまとめているので、参考にしてみてください→【プロが解説!】社会人におすすめのデザインスクール!
どのスクールがいいか選べない場合は無料のデザインスクール相談サービス『スクマド』もあるので、利用してみるといいでしょう。
自分にピッタリのデザインスクールを一緒に探してくれます。
スクマド
ポートフォリオのクオリティを高める
ポートフォリオのクオリティをあげるのも必須です。
まずは合格者のポートフォリオを見るのがおすすめです。
合格者のポートフォリオを見ることで自分のポートフォリオが合格するレベルのポートフォリオなのか客観的にわかります。
別記事で合格者のポートフォリオをまとめた記事があるので読んでみてください⬇︎
ポートフォリオの悪いところを自分で確認することは難しいので、必ずプロのデザイナーや経験がある人にみてもらいましょう。
求人サイトでもポートフォリオを見てもらうことができます。
デザイナー専門の求人サイトのマイナビクリエイター・マイナビスタッフなんかはクリエイター専門のコーディネーターがポートフォリオに関して無料でアドバイスをくれます。
就職のためのアドバイスもくれるのでデザイナーを目指すならクリエイター向けの求人サイトは必ず利用しましょう。
未経験でもデザイナーの面接に受かるコツまとめ
未経験者が無策でデザイナーの面接を受けるのは無謀です。
必ず面接の対策をしましょう↓
- ポートフォリオのクオリティをあげる
- 業界のイベントに参加する
- デザイナー専門の求人サイトに登録しておく
面接でライバルになる美大生は、技術も学歴もある人達です。
そんな人たちから採用を勝ちとるには、必ず面接の対策をして採用の可能性をあげてください。
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