
- 企画書ってどうやって作るの?
- 採用される企画書の書き方は?
- デザインのコツやアイデアの出し方は?
そんな方に企画書の基本の型や作り方のコツについて大手の企画を担当していたグラフィックデザイナーが解説していきます。
目次
企画書には何を書けばいいの?
企画書の基本の型は、『事実』+『課題』+『解決策』です。
上記の3つがきちんと伝わるのがいい企画書です。
参考になる企画書
第12回販促コンペのグランプリ受賞作を見てみましょう。
参考になる企画書の解説
コンタクトの洗浄はめんどくさいという『事実』が提示されています。

次にコンタクトがちゃんと洗えてるか分からないから、洗浄がめんどくさいんじゃないかという『課題』が提示されています。

最後に汚れが見えるコンタクトレンズケースを『解決策」として企画書を締め括っています。

さすがグランプリを受賞しただけあって、『事実』+『課題』+『解決策』が分かりやすくアイデアも素晴らしいです。
惜しい企画書
次に第1回のシルバー賞を見てみましょう。
惜しい企画書の解説
この企画書も賞を取っているので、お手本なのですが先ほどのグランプリ受賞作に比べると少し伝わりにくいですね。
例えばこの企画書で課題について触れているページを見てみましょう。
『課題』

いい企画書では1ページで言いたいことは1つにまとめていることが多いんです。
上記では1ページの中に『課題』+『ターゲット』+『解決策の手がかり』という3つの情報が入っています。
ターゲットである『婚約カップル』の文字が1番大きいので、課題が『親世代のシェアを掴むこと』であることがあまり伝わりません。
だからこの企画書では課題が少し分かりにくいのです。
いい企画書を書けるようになるには?
ここまで参考例を見てきましたが、企画書というものが少しは伝わったかと思います。
上記は販促のアイデア企画なので、まずは自分が担当する企画の参考例をたくさん見るのがいいでしょう。
いい企画書とダメな企画書がだんだん分かってきます。
ちなみに販促コンペの企画書を見るには、会員登録をすれば無料で見ることができます→販促コンペの公式サイト
ただ上記のサイトでは、いくつか企画書が消されていますし企画書を見るだけでは理解できないこともあります。
企画書が綺麗にまとめられていて作り方のコツも学べる解説本も発売されているので、おすすめしておきます。
下記の本は2つとも読みましたが、非常に勉強になりました。
販促会議SPECIAL EDITION

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販促コンペ公式企画ガイドブック
企画書の基本を学びたい!
『事実』+『課題』+『解決策』が重要だと説明してきましたが、その前に事実や課題をみつける為に与件整理が重要となります。
与件整理とは、オリエンの際に与えられる情報などを整理することです。
与件整理のやり方は人それぞれですが、僕はマインドマップを使ったりします。
他にもコンセプトはひとつに絞った方がいいとか、企画書には色々学ぶべきことが多いです。
だから色々な企画書を見たり、企画書の本を読むのもいいでしょう。
僕は販促のグラフィックデザイナーだったので、販促系の企画書以外では本格的なアドバイスはできません。
仕事で企画書を書くなら、まずは会社内の過去の企画書をみるのがいいと思います。
重要な案件ならデザイナーに依頼して企画書を整えるのもいいでしょう。
僕がいたデザイン事務所では様々な会社の企画書をデザインしていました。
これは自分では無理だなと思ったら、外注するのも1つの手でしょう。
企画書を作るためのソフト
企画書を作るにはソフトが必要です。
デザイナーはIllustrator で作成してPDFに変換して提出することが多いです。
一般的な企業では、PowerPointやWordを使って企画書を作ります。
Illustratorの方が自由度もクオリティも高いのですが、慣れるまで操作が難しいので自分の環境に合ったソフトを選ぶといいでしょう。
企画書の書き方とデザインのコツまとめ!
この記事では難しく感じないように極力シンプルに企画書の書き方を解説しました。
『事実』+『課題』+『解決策』がきちんと伝われば企画書は通ります。
もちろんアイデアや具体的な数字も重要ですが、この記事では絶対に覚えておいて欲しいことをまとめました。
少しでも参考になれば幸いです。

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この記事では企画書の書き方やデザインのコツを簡単にまとめています。