
- グラフィックデザイナーはどんな会社に就職するのか知りたい!
- 自分のやりたいデザインはできるの?
- ベストな就職先はあるの?
そんな方にグラフィックデザイナーにベストな就職先を紹介していきます。
目次
1.グラフィックデザイナーのベストな就職先は!?

グラフィックデザイナーとして就職するのにベストな会社を見つけるには、

将来どんな自分になりたいかを考えるのがおすすめです。
逆算して考えないと就職したい会社や、やりたい仕事に就けない可能性が出てくるからです。
例えば、

有名な会社の広告をバリバリするような有名なデザイナーになりたい!
と思っても専門学校卒で成績も作品も平凡なら大手広告代理店に就職することはできません。
大手広告代理店が無理なら、

広告代理店から仕事を請けているようなデザイン事務所を探そう!
と代わりを考える必要があります。
どうしても大手広告代理店に入りたいなら、

美大に再進学することも考慮しないといけません。
ですがそうやって自分の就職先を考えるには、ある程度の知識が必要です。
ですのでここからは、『どんな就職先があるのか・求人の探し方』などを紹介していくので、
知識が少ない方は参考にしてみてください。
自分のやりたいことが定まっていない方は、
別記事にやりたいことのみつけ方をまとめています↓
2.グラフィックデザイナーの就職先

グラフィックデザイナーの就職先は大きく4つです。
- ①デザイン事務所
- ②広告代理店
- ③印刷会社
- ④メーカー
それぞれの就職先には特徴があるので、1つずつ紹介していきます。
①デザイン事務所

デザイン事務所の特徴は、

幅広いデザインを担当できることです。
求人の競争率は高いですが人の入れ替わりが激しいので、比較的求人には応募しやすいです。
人が集まらないような事務所なら学歴関係なく採用してもらえる可能性があるので、

学歴に自信がない方はそういった事務所がいいでしょう。
忙しい事務所が多く寝れないような日もあるかもしれませんが、やりがいはあります。

デザイナーとしての下積みにはピッタリです。
僕もデザイン事務所に勤めていたので、その時の作品を参考にいくつか載せておきます↓
https://shota-nakaji.myportfolio.com/
✔︎こんな人におすすめ

忙しくてもデザイン力を磨きたい人。色々なデザインを手がけたい人。
✔︎大手デザイン事務所
✔︎デザイン事務所の求人例

②広告代理店


街中で見かけるような有名な企業のデザインをしたい!
そんな方には広告代理店がおすすめです。

ただ入社するには、美大卒であることがほぼ必須です。
中堅どころの広告代理店でも、専門卒以上である程度実力がある人ではないと難しいです。
ただ実力に自信があるのでしたらデザイン系の学歴がなくても、

ポートフォリオのクオリティ次第では採用される可能性もあります。
採用されるレベルのポートフォリオは別記事にまとめています↓
✔︎こんな人におすすめ

美大卒で1流企業のデザインがしたい人。
✔︎大手広告代理店
✔︎広告代理店の求人例

③印刷会社


実は印刷会社も広告代理店のような仕事をしています。
業界の事情ですが、デザインコンペが行われる際に印刷会社には強みがあります。
※コンペとは複数の会社が持ち寄ったデザイン案の中から1社を選ぶこと。
印刷会社の強みは、企画・デザイン~印刷物の仕上がりまで一貫して行えるので、

予算を調整しやすいのです。
クライアントからすれば1社に依頼するだけで完成までの全ての工程を任せられるのでラクというメリットがあります。

だから印刷会社の企画は選ばれやすいのです。
✔︎こんな人におすすめ

企画〜生産までの工程に携わりたい人。
✔︎大手印刷会社
✔︎印刷会社の求人例

④メーカー(事業会社)


会社内でデザイナーとして働くことをインハウスデザイナーと言います。
インハウスデザイナーは、社内のデザインしか担当しないので、

無理な休日対応などなく安定して働くことができます。
デザイナーは激務の印象があると思いますが、インハウスデザイナーは例外です。
定刻通りで退勤できる会社が多く、コンペにも参加しないのでストレスも少ないでしょう。

反面技術力が伸びにくいというデメリットがあります。
特に大企業のデザイナーはデザインするというよりディレクションにまわることが多いです。
仕事の流れでいうと案件に対してコンセプトを決めて、

業務は代理店やデザイン事務所に流すのが一般的です。
✔︎こんな人におすすめ

大企業でディレクションの仕事がしたい人。安定して働きたい人。
✔︎大手事業会社
✔︎事業会社の求人例

3.デザイナーの求人を探す方法

デザイナーの求人を探すには、

クリエイティブ専用のアドバイザーがいる求人サイトがおすすめです。
デザイナーの就活は一般的な就活と違い特殊です。
一般の会社では履歴書と面接で採用かどうかを判断されますが、

デザイナーの面接では主にポートフォリオが見られます。
そんな特殊な就活を一般職のアドバイザーではサポートできません。
だからデザイナーになりたいなら、

クリエイター専用の求人サイトは必須です。
クリエイター専用の求人サイトはこちら↓
ただクリエイター専用の求人サイトだけでは、自分にあった求人がないかもしれません。
他にも広告系や大手の求人サイトも抑えておきましょう↓
デザイン未経験者が求人を探す方法は別記事にも詳しくまとめています↓
4.自分にあったデザイン会社を探す方法

デザイン事務所は、どんなデザインをやっているか分からない会社が多いです。

入社したらやりたいデザインの仕事が全くなかった。
といったことを回避するために、入社前にその会社が担当しているデザインを調べる方法について解説します。
①書籍で探す

自分がやりたいデザインを担当している会社を探すには、

そのデザインに携わっている会社を探す必要があります。
デザイン事務所だけでも日本には7,500社あると言われています。
そんな中から自分のやりたいデザインに携わっている会社を探す方法は、

JPMなどのPOP年鑑をみることです。
JPMは販促デザインの作品を表彰する会社で、

毎年優秀なデザインを書籍にしてまとめています。
一般にはあまり出回っていない書籍ですが、

デザイン事務所や広告代理店には必ず置いてあります。
JPM POPクリエイティブ・アワード開催中の会場に行くと、
その年の販促デザインが展示されているので、最前線のプロのデザインが観れます。
基本的には業界関係者が訪れるところですが、一般の方でも入場料を支払えば入場できます。

書籍も公式サイトで購入できますが、高価格です。
型落ちは安くなりますが。それでも10,000円弱で学生には厳しいです。
メルカリで中古で売っているのをたまに見かけるので、探してみるのもいいかも知れません。
書籍には、その年の優秀作品と会社・担当者名が載っています↓

例えばゲームの広告デザインをしたい。

だけど、どの会社が担当しているかわからない。
そんな時にPOP年鑑を見ると、作品とそのデザインを担当した会社名が書かれているので、

そのゲームを担当している会社が分かることがあります。
僕自身、デザイン事務所で任天堂の販促デザインを担当していましたが、

外部からは分からなかったと思います。
基本的に情報は秘密にしなければいけません。
当たり前ですが、販売前に情報が漏れてもいいことはありませんからね。

デザイン事務所は作った作品を公開ないことが多いです。
だから情報を知るためにPOP年鑑が必要なのです。
ちなみにJPMに関して詳しく知りたければ一般書籍も販売されています↓
②会社に見学に行く

会社に見学に行くという方法でも調べることができます。
デザイン会社は過去に製作したデザインを飾っている会社が多いです。
特に印刷会社は飾ってあることが多いので、

興味のある会社は見学させてもらうのも手だと思います。
学生には甘い会社が多いので、見学を許可してくれるかもしれません。
③面接で聞く

最終的には面接で、

どんなデザインをしているんですか?
と聞くのが1番確実です。
そうすれば作品を見せてくれるでしょう。
5.グラフィックデザイナーのベストな就職先まとめ


まずは自分がどんなデザイナーになりたいかをしっかり考えましょう。
- デザイン力を磨きたいならデザイン事務所
- 大手の仕事がしたいなら広告代理店
- 安定して働きたいなら事業会社
ざっくりこんな感じで考えて自分にあった会社を探すのがいいと思います。
✔︎この記事のまとめ
- 自分にあった会社を探す→JPMのPOP年鑑
- デザイナーの求人を探すには→クリエイター専用の求人サイト
- ベストな就職先を探す→自分のやりたいデザインをはっきりさせる
✔︎他にも役に立ちそうな記事
この記事ではグラフィックデザイナーの就職先に関して紹介していきます。