【デザインが分かる】プロのデザイナーのデザインの考え方

デザイン 考え方 デザイン

この記事はプロのデザイナーがデザインを考える方法について解説した記事です。

  • いいデザインのアイデアが出ない
  • デザインがマンネリ化している
  • プロのデザイナーの考え方を知りたい

そんな風に悩んでいる人は、デザイナーがデザインを考える時にパッとひらめいてデザインをしていると考えているんじゃあないでしょうか?

実はデザインのアイデアを考えるにも色々やり方があります。決してパッと何も考えずにひらめいているわけではありません。

このnoteではデザインのアイデアをプロが出す方法について書いていくので、デザイナーを目指している方はぜひ参考にしてみてください。

1.プロのデザイナーがデザインを考える方法

①2つの思考法

まず大きく2つの思考方法があります。

・垂直思考
・水平思考

『垂直思考』
デザインを考える時はテーマなどがあると思いますが、そのテーマのことをひたすら考えて掘り下げていく考え方を「垂直思考」といいます。

画像1

この考え方はデザインをはじめる段階ではいいんですが、デメリットとしてアイデアの幅を広げたり、意外性のある発想を生んだりすることができません。

『水平思考』
もうひとつの思考法「水平思考」はデザインのテーマを様々な角度からみていく発想法です。

画像2

いいデザイナーは水平思考の考え方を熟知しています。パソコンの前でうーんと考えてデザインをなんとかひねりだしてもいいデザインは出来ません。

そんな様々な角度からテーマが見れる一流のデザイナーみたいな発想方法はカンタンに出来ないだろ・・・と思うかもしれませんが、この水平思考にはいくつかコツがあるので、そのコツをいくつか説明していきます。


②水平思考その1.『逆転(反証)』

これは1番有名な考え方なので知っている方も多いと思いますが、まずテーマの特徴思い浮かべて、その逆を考えていきます。

たとえばリンゴなら「赤い」とか「丸い」。その逆転は「青い」「四角い」。なんだか面白くないですか?

このように意識的に逆のことを考えることで、よく知られている特性や機能を疑うことで無意識にこうだと決めつけていた部分に気付きやすいです。


③水平思考その2.『視点変換』

テーマについて、普段見られているのとは別の視点で評価してみます。

たとえば色鉛筆は「色」という視点で評価されていますが、これを垂直思考で考えると色のきれいさや色数の多さなどに主眼がおかれます。

しかしこの考え方ではおもしろい色鉛筆は生まれないでしょう。

ですが、あえて色鉛筆の評価を「匂い」にすると「それぞれの色の花の匂いがする色鉛筆」が生まれるかもしれません。


④水平思考その3.『連結』

連結はテーマと他のものを結びつけて新しいものを作るやり方です。

連結には「⑴連想法」と「⑵ランダム抽出法」の2種類の考え方があります。

⑴連想法

連想法は英語にすると有名ですが「マインドマップ」のことです。知らない方のために解説しますが、マインドマップはテーマを言葉で紙の中央に書き、そこから連想される言葉をつなぎながら書いていく方法です。

画像3

このマインドマップのいいところは「言葉を使う」ところです。

言葉がいいのはテーマやそこから連想されるイメージに「あそび」を残せるからです。

たとえば「花」と書いておけば、それが赤い花なのか青い花なのか言葉の段階ではイメージが固定されません。

イメージを固定するのは次の段階で行うことなので、デザインのアイデアを考える初期段階ではマインドマップのような方法で積極的に言葉をつかって「あそび」を残すようにするとアイデアが広がりやすいです。

そして言葉をどんどん繋いでいくとテーマともっとも遠い位置にある言葉はテーマと関連性がいい感じに薄れて意外性のあるおもしろさが生まれてきます。

⑵ランダム抽出法

ランダム抽出法は異質な2つの言葉を組み合わせる方法です。これは単体の言葉では生まれない新しい印象を作るというテクニックです。

画像4

ランダム抽出法のやり方は、たとえばアイデアに行き詰まった時にまず外に出かけます。

カフェの窓際席に座り外をながめます。

雨の日で傘を持った子供が歩いていれば「傘、子供」という目についたものを考え中のテーマと連結させます。

「文字が傘をさしているタイプフェイスはどうだろう?」
「子供が歩くみたいなリズムの文字組みは?」

そんな感じで偶然の産物なので、すぐに当たりを引けませんが、このように外部から刺激がやってくる環境に身をおくというのが大切です。

他にも「辞書のページを無作為にめくる」
「WEB画像を検索して大量の写真を眺める」などの方法もあります。

このように水平思考では、テーマの中に没入するのではなく客観的な視点で切り取ったり、テーマとは異なる何かを連結相手にすると効果的です。

良いアイデアは何もないところから生まれません。必要な素材が合ってこそ実現します。

2.まとめ

以上がプロのデザイナーの思考法でした。

デザインの考え方は無数にあります。パソコンでデザインするようになってから「デザイン=パソコンやデザインソフトのスキル」と勘違いしてデザインが一向に向上しない人が多いです。

もともとデザインはパソコンでするものではありませんでした。偉大な先人のデザイナーはデザインに関する色々な考え方を持っています。

もし今デザインに行き詰まっている方がいたら、昔のデザイナーの本やアイデアの生み出し方の本を読んでみるといいと思います。

少なくとも今回のnoteで垂直思考だけではダメだと気づいたのではないでしょうか?

※今回の記事につかった画像や文章は「たのしごとデザイン論」からいくつか引用しています。良書なのでよければ読んでみてください。