「イラストのセンスがない気がする…」
「どうしたら、おしゃれで人気のある絵が描けるの?」
そんな悩みを持つあなたに向けて、この記事では次の3つを丁寧に解説します。
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おしゃれなイラストを描くための 【センスの磨き方】
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人気イラストレーターになるための 【成功パターン】
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おすすめの 【スクール・学び方】
あなたのイラスト活動のヒントになるはずです。
目次
おしゃれなイラストを描くには?センスは磨ける!
「おしゃれなイラスト」と聞くと、元々センスのある人にしか描けないと思いがちですが、実はそうではありません。
センスはインプットとアウトプットの積み重ねによって磨くことができます。
まず大切なのは、自分の「好き」を明確にすること。
好きな色合いや構図、タッチなどを意識的に見つめ直すことで、自分の目指す方向性が見えてきます。
「なんとなく描く」から、「好きだからこう描く」へ。
この視点の変化が、イラストの魅力を一気に引き上げてくれるのです。
イラスト セルフチェックリスト
- □ 色がごちゃついていないか?
- □ 同じタッチで統一できているか?
- □ SNSのアイコンなどで映えるか?
センスを磨くなら「スクラップブック」から始めよう
センスを伸ばしたい人にまずおすすめしたいのが、スクラップブックを作ることです。
自分が惹かれたイラストや写真、雑誌の切り抜きなどを、1冊のノートにどんどん貼っていきましょう。
見るだけでワクワクする1冊が完成する頃には、あなた自身の好みの傾向が自然と見えてきます。
スクラップブックは、いわば自分だけのインスピレーション辞典。
イラストに迷ったときも、過去の「好き」からヒントを得られるようになります。

スクラップブックの作り方フロー図
スクラップブックで“自分の好き”を可視化
- 好きな作品を見つける(Pinterest / pixivなど)
- スクショ or 保存
- テーマごとに分類(例:色・構図・服装)
- コメントを添えてまとめる(「なぜ好きか?」)
ビジュアルリサーチノートもおすすめ|感性を“言語化”して表現力を高めよう
スクラップブックと並んで、イラストやデザインの勉強に役立つのが「ビジュアルリサーチノート」です。
こちらは好きなビジュアルを集めるだけでなく、
「なぜ惹かれたのか?」「どんな色使いが印象的だったか」などを自分の言葉で分析・記録するのが特徴です。
感覚だけに頼らず、表現を言語化することで自分の軸が育つのが大きなメリット。
イラスト初心者にも、デザインを学ぶ方にも取り入れてほしい方法のひとつです。
ビジュアルリサーチノートとは?
デザインやイラストの授業などで使われる「ビジュアルリサーチノート」とは、**自分の表現に活かすための“視覚的な調査ノート”**のことです。
具体的には、雑誌の切り抜きや、Web上で見つけた画像などをテーマごとにまとめ、気になる配色・構図・モチーフ・質感などに注目して整理していく作業です。
ただ貼るだけでなく、
「なぜこの表現に惹かれるのか?」
「どう応用できそうか?」
など自分の視点で言葉を添えることが重要ポイント。
この作業を通じて、自分の「好き」や「得意」が可視化され、作品づくりの軸がはっきりしてきます。
学校の課題では、自分の作品制作の参考資料として提出したり、プレゼンに活用することもあります。
スクラップブックとの違い
比較項目 | スクラップブック | ビジュアルリサーチノート |
---|---|---|
主な目的 | 好きなものを集めて感性を育てる | 視覚的な情報を分析・活用するための調査 |
対象 | 趣味・自己表現中心 | 学校の課題・制作のための資料として |
構成 | 好きな画像を自由に貼る | テーマごとに整理、コメントを添える |
意識 | 感覚的に「好き」を集める | 分析的に「なぜいいのか?」を考える |
使い方 | モチベーションやインスピレーション用 | プレゼン・作品制作の根拠として使う |
簡単に言うと…
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スクラップブックは「感性の貯金帳」
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ビジュアルリサーチノートは「思考の整理ノート」
どちらも表現の土台になる大切なプロセスですが、スクラップブックは感覚寄り、リサーチノートは目的意識が強めです。
イラスト上達に効果的なインプット法とは?
おすすめはpixivでのブックマーク活用です。
pixivには魅力的な作品が溢れています。
気になる作品をブックマークして、自分の「好き」をタグで分類していくと、好みの傾向がさらに明確になります。
例)
・構図の参考 →「俯瞰 構図」
・色味の参考 →「淡い色 彩度低め」
・キャラの魅力 →「笑顔 女の子 制服」
こうしたタグを積み重ねていくことで、インプットの質がぐっと高まり、描きたいイラストが明確になっていきます。

pixivタグ活用法
- 気に入った作品をブックマーク
- 「タグ」をつけて保存
例:「制服」「夏」「カフェ風」など - 10作品ずつ見返す → 自分の傾向が見える
- 自分の作品に反映していく
人気イラストレーターに共通する3つの要素
Noritakeさんの成功パターン
- 美術学校に入学(20代前半)
- アルバイトしながら創作(20代後半)
- 企画展開催 → 作風を確立
- グッズ制作・書籍化 → SNSで話題に
- 商業案件多数 → 人気イラストレーターへ
成功しているイラストレーターには、いくつか共通点があります。
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地道に描き続けていること
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自分の作風を深めていること
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アウトプットの場をしっかり持っていること
例えば、Noritakeさんは20代から本格的に絵を描き始め、グッズ制作や展示会など、人に見てもらう機会を自分で作って認知度を高めていきました。
一夜にして売れることは稀。
少しずつファンを増やしながら、「この人の絵が好き」と言ってもらえることが成功の鍵となります。
Noritake

WORKS Noritake
イラストを学ぶならどこがおすすめ?
独学でも描けるようになりますが、基礎力をつけたい人にはスクールの活用がおすすめです。
例えば…
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ヒューマンアカデミー:イラスト・キャラクターデザイン講座
オンライン対応で、初心者からでもスタートしやすい! -
代々木アニメーション学院:週1コース
現場で活躍する講師から実践的な指導が受けられるのが魅力。
本気で目指したいなら、学ぶ環境に投資することも選択肢のひとつです。
ヒューマンアカデミーのイラスト・キャラクターデザイン講座
代々木アニメーション学院
美大に関しては別記事にまとめています→【美大コンプ解消!】社会人が一般大学から美大・美術大学院に進学する方法!
まとめ:まず何から始める?
- 自分の“好き”をスクラップしてみる
- pixivで毎週1点投稿してみる
- SNSプロフィールに“自分らしい一言”を添える
人気イラストレーターになるためには、特別な才能よりも「自分の好きを大切にする姿勢」が大切です。
✔ スクラップブックで好みを可視化
✔ pixivで作品を分析・投稿してみる
✔ 少しずつアウトプットを増やして認知を広げる
✔ 必要ならスクールで学び、基礎力を底上げ
焦らず、地道に。
あなたの「好き」が、きっと誰かの「好き」になります。
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