この記事はプロのデザイナーが使っているデザイン素材のサイトについての記事です。
- デザインに使う素材サイトはどこがいいの?
- 無料の素材サイトじゃあダメなの?
- 素材のダウンロード方法や使い方は?
そんな方に向けて、プロが使うおすすめの素材サイトと素材を使う時の注意点について解説していきます。
※素材の扱いについて知っている方は注意点や使い方は飛ばして素材サイトの解説の方をご覧になってください。
もくじ
1.素材サイトで素材を使う時の注意点

①素材が仕事で使えるか確認する方法
素材サイトでは素材を購入・ダウンロードするページには必ず利用用途など素材の禁止事項について書かれたページがあるので必ず確認しておきましょう。

無料素材の場合はここの規定がかなりややこしい場合が多いです。例えばfood.fotoの利用規約をみてみるとブログに使う際にはブログ貼り付け用タグを発行しなければいけません。

さらに画像の利用規約を見ないといけないのですがこれが箇条書きで読むのが大変です。

ですが仕事で素材を使うデザイナーは後から問題が起こらないように目を通さないといけません。デザイナーは基本的に忙しいのでこういった時間は極力省きたいと考えています。
そう考えると結局はクオリティも高く、利用もある程度制限されない有料の素材サイトを使うことになります。
ただデザイン費も予算があるので、極力コスパがよくて使いやすい素材サイトを探してストックしておくのがおすすめです。
仕事の規模によってはハイクオリティで価格の高い画像を使う場合もあるのでデザインで仕事をしていこうと考えているなら色々な素材サイトを抑えておくのが良いでしょう。
今からデザインする上での素材の使い方やダウンロード方法、プロがよく使ってる素材サイトを紹介していきます。
2.素材の使い方
今回はプロがよく使う素材サイトPIXTAで素材の使い方のコツやダウンロード方法などについて解説していきます。
まず基本的に画像やイラストはいきなり購入しません。実際に購入してからその画像やイラストがデザインに合わないといったこともあります。
これは素材サイト側もよくわかってるので、ダミーでデザインを作るためのカンプデータを用意してくれています。
カンプデータは下記のようにウォーターマーク(ロゴと斜線(透かし))と素材番号が入っています。このカンプデータを使ってデザインを完成させて、クライアントからデザインにOKが出れば素材データを購入して購入したデータに差し替えるというのが一般的な流れです。
このカンプデータはレイアウトや構成といった準備目的に使うもので、それ以外の使用は禁止されていますので使用する際は注意してください。

①カンプデータのダウンロード方法
まずPIXTAのサイトで自分が使いたいと思う画像を探します。
画像ページの下部にあるカンプデータをクリックすると、その画像のカンプデータをダウンロードすることができます。※カンプデータは会員登録しないとダウンロードできません。ちなみに素材サイトの会員登録は無料なので安心してください。

②画像の購入方法
画像は基本的に定額制と単品購入の2種類の購入方法があります。よく使うサイトなら定額制の方がお得ですし、たまにしか使わないなら単品購入の方が良いでしょう。
料金表には画像サイズも載せられていて画像サイズが大きく高画質なものほど料金は高くなります。この画像サイズは使用するデザインによって購入するものが変わります。

ここではかんたんに購入するべきサイズの説明をしていきます。
WEBで使うなら→S・M
印刷で使うなら→M・L・XL
といった感じです。ブログのバナーくらいのサイズならSサイズ位でしょう。A3ポスターなどの大きいものならXLを購入するのが良いと知っておくと便利です。
仕事で使う時はサイズを測って購入するのが普通ですが、その辺の知識がまだ無いならWEB用ならMサイズ、印刷用ならLかXLサイズを買っておけば問題になることはないでしょう。
✔︎エクストラライセンスについて
料金表の下のほうにエクストラライセンスの追加+3,300円とありますが、これは購入する素材が30万人以上に見られる場合や特定の商品の販売に利用する場合に追加で支払うライセンス料金のことです。
大手の仕事に使う素材を購入する場合や製品に素材を使う場合に支払うことがあります。

上記のように各素材サイトにエクストラライセンスの規定がありますので、素材の購入前には必ず確認が必要です。
3.プロがおすすめする有料デザイン素材サイト5選
まずは有料の素材サイトから紹介していきます。上記で説明しましたが様々なリスクを回避する理由でプロは有料の素材サイトを使います。
もちろん全て商用利用可能ですので、安心して使用できます。
PIXTA | Adobe Stock | shutter stock | Aflo | amanaimages | |
---|---|---|---|---|---|
利用料金(単品) | 550円〜/1点 | なし | なし | 2,700円〜/1点 | 3,300円〜/1点 |
利用料金(定額) | 39円〜/1点 | 33円〜/1点 | 40円〜/1点 | オーダーメイド | 666円〜/1点 |
無料素材 | あり | あり | あり | なし | あり |
無料体験 | なし | 初回10点無料 | 初回10点無料 | なし | なし |
コスパ | ◎ | ○ | ○ | ○ | △ |
クオリティ | 中〜高 | 中〜高 | 中〜高 | 高 | 高 |
おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
①PIXTA


特徴としてはイラストのクオリティが高く、日本のイラストや日本人の写真が豊富にあります。日本の素材は他のサイトでは少なくクオリティが満足いくものはなかなか無いので日本の素材を使いたい時に非常に重宝します。
✔︎PIXTAの詳細
素材数 | 5,940万点 |
素材の種類 | イラスト、写真、動画、音楽 |
無料体験 | なし |
無料素材 | あり |
利用料金(単品) | 550円〜/1点 |
利用料金(定額) | 39円〜/1点 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
公式サイト | https://pixta.jp/ |
✔︎PIXTAをおすすめな人
- イラスト素材を使いたい人
- 日本の素材を使いたい人
- コスパのいい素材を探していた人
✔︎素材サンプル
・イラスト

・写真

✔︎PIXTAの利用料金
・単品

・定額プラン

✔︎利用者の声
総合レビュー:★★★★☆ 4.0(27個の評価)
『安くてお得なハイクオリティ素材』
IT reviewからのコメント抜粋
✔︎メリット
おすすめのポイント | デメリット |
---|---|
すべての素材がロイヤリティフリー(販売商品にも使える) | 特になし |
購入した素材は安心保証サービスが無料でついてくる | |
はじめて素材を購入する人にもわかりやすいUI(操作性) |
✔︎PIXTAオンデマンド
PIXTAのストックフォト以外のサービスで出張撮影でプロのカメラマンが撮影してくれるサービスがあります。法人向けサービスですが、プロなら素材サイトにないものをデザインに使いたい時があるのでこういうサービスを知っておくと便利です。
『ロイヤリティフリーとは』
ロイヤリティフリーとは、使用許諾範囲内であれば、知的所有権に関する追加の使用料の発生が免除されている著作物や技術のこと。
つまり1度購入すれば何度でもその素材を使い回せるということです。
ロイヤリティフリー素材でなければ、違う用途に使う度に追加の使用料を支払う必要があります。
✔︎コメント

全ての素材がロイヤリティフリーで扱いやすく、違う案件でも同じ素材を使いまわせるので素材費を抑えたい人や素材のあつかいに慣れていない人でも気軽に使うことができます。
例えば通常のサイトでは販売する製品に素材を使いたい場合には拡張ライセンスといって追加で料金を払わなければいけませんが、PIXTAはすべての素材が拡張ライセンスなしで販売製品に使えます。(※無料素材はのぞく)
はじめて素材サイトを使う人にも使いやすく、万が一素材の扱いを間違えて著作権侵害などで訴えられても安心の保証サービスが無料でついてくるので他のサイトに比べて被害を受ける可能性が圧倒的に低いです。
無料の素材サイトには決してないサービスなので、プロとして素材を扱うには非常に安心できます。これからプロのデザイナーを目指すかたや仕事で素材を使いたいと考えている方にはPIXTAが1番おすすめです。
②Adobe Stock


特徴としてはAdobeのソフトと連携しているので、Illustratorから直接画像検索をかけてそのまま配置するといったことも可能です。無料体験もついているので試しに有料素材を使ってみたいといった方にもおすすめです。
✔︎Adobe Stockの詳細
素材数 | 6,000万点 |
素材の種類 | イラスト、写真、動画、音楽 |
無料体験 | あり |
無料素材 | あり |
利用料金(単品) | なし |
利用料金(定額) | 33円〜/1点 |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
公式サイト | https://stock.adobe.com/jp/ |
✔︎Adobe Stockをおすすめな人
- Illustratorを使って作業する人
- 作業を高速化したい人
- 素材サイトを無料体験してみたい人
✔︎素材サンプル
・イラスト

・写真

✔︎Adobe Stockの利用料金
・クレジットパック
クレジットパックはクレジット(画像購入の権利)を購入して半年以内ならいつでも購入したクレジット分の画像が購入できるという制度です。
海外のサイトはこの購入方式が多いです。画像はたまに購入するけど定額購入するほどではないと言った方に便利なサービスです。
クレジットパック | 料金 |
---|---|
5点パック | 5,900円(1,180円/1点) |
16点パック | 16,000円(1,000円/1点) |
40点パック | 36,000円(900円/1点) |
80点パック | 68,000円(850円/1点) |
150点パック | 120,000円(800円/1点) |
・サブスクリプションプラン(定額プラン)
サブスクリプションプラン | 料金 |
---|---|
10点/月 | 3,480円(348円/1点)※1か月目は無料 |
40点/月 | 9,480円(237円/1点)※1か月目は無料 |
350点パック | 21,980円(63円/1点) |
750点パック | 24,980円(33円/1点) |
✔︎利用者の声
総合レビュー:★★★★☆ 3.6 (33個の評価)
『既視感の無い画像が10点/月-年間プラン3,480円/月』
IT reviewからのコメント抜粋
✔︎メリット
おすすめのポイント | デメリット |
---|---|
Illustratorと連携しているので作業の効率と利便性が向上する | 販売する製品に素材を使いたい場合は追加料金を払わないといけない |
ライセンスを共有できるプランがあるので会社やチームで使うのにも便利 | 単品での購入ができない |
はじめて素材を購入する人にはありがたい無料体験ができる |
✔︎コメント

IllustratorのCCライブラリ機能を使えばIllustrator上で素材を探せたり配置できて保管もできます。この利便性は他の素材サイトではできないことなので、プロのデザイナーは1番使っている素材サイトだと思います。
単品購入ができない。海外の画像やイラストが多く日本のデザインに合わない場合があるので1番のおすすめにはしていませんが最近日本の素材も増えてきて、デメリットがなくなりつつあるので、さらに利便性は上がると思います。
そしてはじめて素材サイトを使いたいと考えている方には嬉しい初月無料の体験がついているので、0円で画像をダウンロードできるのが嬉しいポイントです。
Illustratorを使っていたり、プロのデザイナーを目指している方にはAdobe Stockがおすすめです。
③shutter stock


クオリティも高く探している素材が他のサイトで見つからない時にshutter stockで見つかる場合が多いです。僕が働いていたデザイン事務所でも素材サイトのメインとして使っていました。
✔︎shutter stockの詳細
素材数 | 3億5,000万点 |
素材の種類 | イラスト、写真、動画、音楽 |
無料体験 | あり(10点まで無料) |
無料素材 | あり |
利用料金(単品) | なし |
利用料金(定額) | 40円〜/1点 |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
公式サイト | https://www.shutterstock.com/ |
✔︎shutter stockをおすすめな人
- 仕事として素材を使いたい人
- 欲しい素材がなかなか見つからない人
- 素材サイトを無料体験してみたい人
✔︎素材サンプル
・イラスト

・写真

✔︎shutter stockの利用料金
・オンデマンドパック
オンデマンドパックはクレジット(画像購入の権利)を購入して1年以内ならいつでも購入した分の画像が購入できるという制度です。
オンデマンドパック | 料金 |
---|---|
5点パック | 6,000円(1,200円/1点) |
25点パック | 28,000円(1,120円/1点) |
・定額プラン
定額プラン | 料金(年間プラン) |
---|---|
10点/月 | 3,500円(350円/1点) |
50点/月 | 12,000円(240円/1点) |
350点パック | 22,000円(62.8円/1点) |
750点パック | 25,000円(33.3円/1点) |
✔︎利用者の声
総合レビュー:★★★★☆ 4.5 (1個の評価)
『だいたい欲しいイラストが揃う高クオリティなストックフォト』
IT reviewからのコメント抜粋
✔︎メリット
おすすめのポイント | デメリット |
---|---|
クーポンを発行している時が多いので、お得に使える場合が多い(クーポンページはこちら) | 販売する製品に素材を使いたい場合は追加料金を払わないといけない |
素材数が圧倒的に多いので、見つからない素材がここで見つかることがある | 単品での購入ができない |
はじめて素材を購入する人にはありがたい無料体験ができる |
✔︎コメント

初回は無料で素材を10点ダウンロードできることや、割引クーポンをしょっちゅう発行してくれているので素材をお得にダウンロードすることができます。(クーポンページはこちら)
ちなみに海外の素材サイトを使う時のコツですが、日本語で検索してもクオリティの高い画像が引っかかる可能性は低いです。そんな時は英語で検索をかけるとクオリティの高い画像が見つかるので試してみてください。
はじめて素材サイトを使いたいと考えている方には初回10点無料で素材をダウンロードできるので、ぜひお得にダウンロードしてみてください。
shutter stockの無料体験は公式ページからどうぞ→https://stock.adobe.com/jp/
④Aflo


今まで紹介した素材サイトよりかは値段は上がりますが、圧倒的なクオリティの高さでクオリティに対する値段はかなり良心的な価格です。クオリティの高い画像が必要な時はAfloの素材を使っておくと安心です。
さらに素材がみつからないときはAfloの無料のリサーチサービスを使えば、自分が欲しい素材を代わりに探してくれます。
✔︎Afloの詳細
素材数 | 5,000万点 |
素材の種類 | イラスト、写真、動画、出版・報道写真、美術・絵画素材、 |
無料体験 | なし |
無料素材 | なし |
利用料金(単品) | 2,700円〜/1点 |
利用料金(定額) | オーダーメイド |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
公式サイト | https://www.aflo.com/ja |
✔︎Afloをおすすめな人
- プロのデザイナーや仕事で素材を使う人
- 欲しい素材がなかなか見つからない人
- ハイクオリティな素材を良心的な価格で使ってみたい人
✔︎素材サンプル
Afloでは素材のサンプルでも載せることが禁止されていますので、実際にサイトでサンプルをご確認ください。クオリティの高さに驚くと思います。
・イラスト
https://www.aflo.com/ja/contents/53226414
・写真
https://www.aflo.com/ja/contents/1077006
✔︎Afloの利用料金
・ロイヤリティフリーコンテンツ(RF)
ロイヤリティフリーコンテンツ(RF) | 料金 |
---|---|
Sサイズ | 2,700円〜/1点 |
Mサイズ | 6,300円〜/1点 |
Lサイズ | 9,000円〜/1点 |
『ロイヤリティフリーとは』
ロイヤリティフリーとは、使用許諾範囲内であれば、知的所有権に関する追加の使用料の発生が免除されている著作物や技術のこと。
つまり1度購入すれば何度でもその素材を使い回せるということです。
ロイヤリティフリー素材でなければ、違う用途に使う度に追加の使用料を支払う必要があります。
・ライツマネージドコンテンツ(RM)
ライツマネージドコンテンツの料金はつかう媒体や期間・素材の種類によって大きく変わるので、詳しくはAfloの公式ホームページをご覧ください。
ライツマネージドコンテンツ | 料金 |
---|---|
〜1年 | 20,000円〜100,000円 |
〜3年 | 26,000円〜130,000円 |
〜5年 | 30,000円〜150,000円 |
ライツマネージドとは、素材の使用機会ごとにお金を支払うタイプのライセンス。
ロイヤリティフリーは、購入すれば使用回数や使用期間は基本的に制限されない。ただし他のメディアも同じ素材を使用することができるので、使っている素材が被ることがあります。
これとは逆でライツマネージドは使用機会ごとに契約するので他のメディアと重複する可能性が低く。独占できる場合もあります。
ライツマネージドの素材は高品質のものが多く、写真は高画質で著名な写真家のものもあります。ライツマネージドの画像は広告や印刷物といったデザインによく使われます。
・定額プラン
Afloには基本となる定額プランはありません。
素材をたくさん使うから定額プランがいいと思ったらAfloのサポートに相談すると自分専用の定額プランを用意してもらえるオーダーメイド性になっているので、必要な場合はAfloのビジュアルパートナーシップページより相談することができます。
✔︎メリット
おすすめのポイント | デメリット |
---|---|
高品質の素材を費用を抑えて購入できる | 高品質なので価格が高い(個人が気軽に購入できない価格) |
広告用の商品撮影やCGなども作成してくれる | ロイヤリティフリーとライツマネージドなどの素材についての知識をしっかり理解している人でないと高額な素材費がきて問題になる場合がある |
著名な作家やフォトグラファーの作品も購入できる |
✔︎コメント

高品質な素材はそれだけでデザインのクオリティを大幅に引き上げてくれますが素材の扱いには注意が必要です。ある程度の知識がないと素材を適切に扱うことができません。
僕は昔ソ○トバンクの販促デザインの仕事でライツマネージドの素材を使って、ラフを作りいざOKが出た時に予算の10倍ほどの素材費が請求されて問題になった苦い過去があります。
そんなことになってクライアントに迷惑をかける前にプロのデザイナーを目指している人は素材の扱いについてしっかり学んで、いざ高品質な素材を取り扱う時にちゃんとあつかえるようにしておきましょう。
素材選びや素材をちゃんとあつかえることもデザイナーの重要な仕事の一つです。
Afloは素晴らしい素材サイトなので、使いこなせるようになればデザインの幅も大きく広がると思います。
⑤amanaimages

さらに素材がみつからないときは無料のリサーチサービスを使えば、自分が欲しい素材を代わりに探してくれるなどサービスが豊富です。
✔︎amanaimagesの詳細
素材数 | 1億2,000万点 |
素材の種類 | イラスト、写真、動画、出版・報道、教育 |
無料体験 | なし |
無料素材 | あり |
利用料金(単品) | 3,300円〜/1点 |
利用料金(定額) | 666円〜/1点 |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
公式サイト | https://amanaimages.com/home.aspx |
✔︎amanaimagesをおすすめな人
- プロのデザイナーや仕事でハイクオリティな素材を使う人
- 欲しい素材がなかなか見つからない人
- 販売する製品のデザイン素材に使いたい人
✔︎素材サンプル
amanaimagesでは素材のサンプルでも載せることが禁止されていますので、実際にサイトでサンプルをご確認ください。クオリティの高さに驚くと思います。
・イラスト
・写真
✔︎amanaimagesの利用料金
・ロイヤリティフリーコンテンツ(RF)
ロイヤリティフリーコンテンツ(RF) | 料金 |
---|---|
Sサイズ | 3,300円〜/1点 |
Mサイズ | 9,900円〜/1点 |
Lサイズ | 16,500円〜/1点 |
XLサイズ | 19,800円〜/1点 |
『ロイヤリティフリーとは』
ロイヤリティフリーとは、使用許諾範囲内であれば、知的所有権に関する追加の使用料の発生が免除されている著作物や技術のこと。
つまり1度購入すれば何度でもその素材を使い回せるということです。
ロイヤリティフリー素材でなければ、違う用途に使う度に追加の使用料を支払う必要があります。
・ライツマネージドコンテンツ(RM)
ライツマネージドコンテンツの料金はつかう媒体や期間・素材の種類によって大きく変わるので、詳しくはamanaimagesの公式ホームページをご覧ください。
https://help.amanaimages.com/price/photo/
ライツマネージドとは、素材の使用機会ごとにお金を支払うタイプのライセンス。
ロイヤリティフリーは、購入すれば使用回数や使用期間は基本的に制限されない。ただし他のメディアも同じ素材を使用することができるので、使っている素材が被ることがあります。
これとは逆でライツマネージドは使用機会ごとに契約するので他のメディアと重複する可能性が低く。独占できる場合もあります。
ライツマネージドの素材は高品質のものが多く、写真は高画質で著名な写真家のものもあります。ライツマネージドの画像は広告や印刷物といったデザインによく使われます。
・定額プラン
amanaimagesの定額プランは非常にお得です。ロイヤリティフリー画像をたくさん使いたい人には定額プランがおすすめです。

・有料メンバーシップサービス
通常の会員登録は無料ですが、amanaimagesでは有料のメンバーシップに加入することで画像の費用を抑えることができます。

メンバーシップの利用料金は期間が長いほどお得に利用できます。1年なら月に2,200円で利用できるので月1回画像を購入するだけでもお買い得になる可能性は高いです。

✔︎利用者の声
総合レビュー:★★★★☆ 4.0 (7個の評価)
『安心の高品質』
IT reviewからのコメント抜粋
✔︎メリット
おすすめのポイント | デメリット |
---|---|
高品質の素材が豊富にある | 高品質なので価格が高い(個人が気軽に購入できない価格) |
購入した素材には無料で300万円までの保証とトラブルを代わりに解決してくれるサービスがついてくる | ロイヤリティフリーとライツマネージドなどの素材についての知識をしっかり理解している人でないと高額な素材費がきて問題になる場合がある |
著名な作家やフォトグラファーの作品も購入できる |
✔︎コメント

定額プランや有料メンバーシップサービスなどお得に購入できる要素が揃っているので、素材を使う状況に応じて購入方法を検討できるのがamanaimagesのいいところですね。
素材の種類も1億2,000万点と豊富で日本人素材も多く扱っています。撮影サービスもあるので自分専用の素材を作成することもできます。
プロのデザイナーや大手の仕事を受ける立場にある人はAfloとamanaimagesはいざという時に抑えておくのがおすすめです。
4.おすすめの無料デザイン素材サイト3選
無料の素材サイトは有料の素材サイトと違って使い方を限定される場合が多いです。商用利用できない場合や販売にする製品に使えないなどは当たり前にあります。保証サービスももちろんありませんので、万が一の事故があった場合に対策が打てません。
ですので基本的にプロが無料素材として使うのは、著作権のないシルエット素材やデザイン素材など用途に応じて素材サイトを使い分けています。
商用利用が可能な無料サイトもありますが、素人が素材を販売している可能性もあるので万が一著作権に触れていて賠償が生じた際に保険が効かないので、あまり大きな仕事などに利用するのはおすすめしません。
僕も無料の素材サイトを使う場合は内部資料だったり、提案書や企画書などの外部の人があまり触れない段階での作業や予算の少ない個人や小さい規模の仕事の場合に使います。
そのことを念頭において今からおすすめする無料の素材サイトを利用してみてください。
ACワークス | TopeconHeroes | Paxels | |
---|---|---|---|
イラスト | ○ | なし | なし |
写真 | ○ | なし | ○ |
シルエット | ○ | ○ | なし |
ふきだし | ○ | ○ | なし |
おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
①ACワークス


クオリティが高く無料で使えるので重宝しますが、無料会員の場合は1日5回までの検索。1日1ダウンロードと制限があります。もしイラストACを頻繁に使ったりする場合は、有料のプレミアムサービス(1,157円/月)に加入するとダウンロード数無制限、検索数無制限、さらに50万円までの保証も無料でついてきます。
✔︎ACワークスの詳細
素材数 | 130万点 |
素材の種類 | イラスト、写真、シルエット |
プレミアム会員費 | 1,157円/月 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
公式サイト | https://www.ac-illust.com/ |
✔︎ACワークスをおすすめな人
- 無料で商用利用可の素材を使いたい人
- はじめて素材をダウンロードするのに挑戦したい人
- デザイン素材が欲しい人
✔︎素材サンプル
・イラスト
イラスト素材はイラストACからダウンロードすることができます。

・写真
写真素材は姉妹サイトの写真ACからダウンロードすることができます。

・シルエット
シルエット素材は姉妹サイトのシルエットACからダウンロードすることができます。

✔︎プレミアム会員サービス
通常の会員登録は無料ですが、有料のプレミアム会員になると様々な特典があります。

✔︎メリット
おすすめのポイント | デメリット |
---|---|
無料で商用利用な素材が豊富にある | 販売する製品の素材として使うには追加料金を払ってエクストラライセンスを取得する必要がある |
本格的に使いたい場合はプレミアム会員に移行することで保証サービスをつけたり縛りを無くしたりすることができる | 無料会員の場合は1日1回のダウンロードと検索回数5回の制限がある |
写真・イラスト・シルエット・デザイン素材などある程度必要なものが手に入る |
✔︎コメント

②TopeconHeroes


一応なんでも使ってOKなんですが、利用のルールとして20個以上使うならダーヤマさんの素材サイトを紹介するか、Lineスタンプを購入するか、ほめジョーズに紹介してください。と懇願してらっしゃいますので僕は自分のサイトで紹介ました。ただ使いやすいサイトでフキダシ素材かシルエット素材が欲しい時はここのサイトの素材を使うことが多いです。
✔︎TopeconHeroesの詳細
素材数 | 1000点以上 |
素材の種類 | フキダシ、シルエット |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
公式サイト | https://fukidesign.com/terms/ |
✔︎TopeconHeroesをおすすめな人
- 無料でふきだしやシルエットの素材を使いたい人
- 企画書などを作る人
- デザインをする人
✔︎素材サンプル
・フキダシ
フキダシ素材はフキダシデザインからダウンロードすることができます。

・シルエット
シルエット素材は姉妹サイトのシルエットデザインからダウンロードすることができます。

✔︎メリット
おすすめのポイント | デメリット |
---|---|
無料で商用利用なシルエット・フキダシ素材が豊富にある | 特になし |
サイトが使いやすく欲しい素材がすぐにダウンロードできる | |
再販売などをのぞいては自由に使っていいと公開してくれているので、使う側からするとものすごく助かる |
✔︎コメント

③Pexels


正直レベルが高すぎてなぜ無料なのか不思議なレベルです。基本的にクリエイティブ要素が大きいので使いやすい素材というよりかはアートに近い写真が多いです。有料サイトで購入すれば結構な値段がしそうな画像も落ちているので自分が求めている画像を見つけることができればラッキーです。
禁止事項としては素材の再販がだめと覚えておけばいいと思います。詳しくはライセンス規約にのっています
✔︎Paxelsの詳細
素材数 | 非公開 |
素材の種類 | 写真 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
公式サイト | https://www.pexels.com/ja-jp/ |
✔︎Paxelsをおすすめな人
- 無料でクオリティの高い素材を使いたい人
- ブログの画像などを探している人
- 使いやすい無料の写真素材サイトを探している人
✔︎素材サンプル
・写真

✔︎メリット
おすすめのポイント | デメリット |
---|---|
高品質な写真が無料で使える | 日本の画像はほとんどない |
クリエイティブな写真が豊富にある | |
世界の画像が探しやすい |
✔︎コメント

5.まとめ
- プロのデザイナーを目指すなら有料素材サイトについてしっかり知っておくとプロになってから助かる
- 総合的におすすめの素材サイトはPIXTA
- 無料素材を使う時は、商用利用可能な素材サイトでもあまり大きな仕事には使用しない方がよい
・個人的な制作の場合は無料の素材サイト。
・仕事で受ける場合や商用利用(素材を使って利益をだす)の場合は有料の素材サイト。
基本のルールはこれです。無料の素材でも仕事で使えるものはありますが、プロは有料素材のサイトを使う場合が多いです。
あとから問題になる可能性があるなら有料素材を使おうという考えかたです。有料素材の方がクオリティが高いものが多いですし、基本的に仕事で使える素材なのでプロから見れば安心です。
これからプロのデザイナーを目指す方は素材のあつかいに関して今のうちに学んでおくと仕事についた時に困らないのでおすすめです。